現実に留まる意味

仮想現実とは、「脳内でエミュレートされた現実」であり、
肉体的快楽以外のほぼ全てが得られます。


私にとって現実は、「仮想現実の為のデータを集める場所」であり、
その為の努力は惜しみませんが、未来は望みませんし、執着心もありません。
なんらかの事故や経済的困窮によって生活できなくなり、死んでしまうのならば、抵抗なく受け入れます。


こんな私が現実に留まる唯一の理由が、


  勝  利  


です。
「仮想現実」は全て一人で行う作業であり、勝利が発生することはあり得ません。
その為、現実で戦いを挑み、得るしか方法はないのです。


戦いを挑むためには、なんらかの答えを創り出さなければなりません。
「現時点でのデータを元に、自分にとって最適の行動を考え出し、実行する」
これが私の戦い方であり、これによって得られた結果を、「自分の基準で判断」し、
「勝利」が得られれば、満足し、興奮し、快楽を感じます。
「勝利」が得られなければ、そのデータを元に答えを変えて、再び戦いを挑みます。


私は、「機械人間」や「デジタル人間」という表現をされますし、自覚もありますが、
決して、「唯一の答え」を信奉しているわけではありません。答えの中身はどうでもいいのです。
興奮できる瞬間が欲しいだけなのです。