価値観
私の価値観の根源には、極端な「生命軽視」があります。
今日は疲れていたのか、その価値観が少し表に出てきてしまいました。
気まずい空気と自己に対する嫌悪感は、非常にネガティブな思考を生み出し、
とにかく良くありません。暴走に近いものがあります。
でも、家に帰ってきてハルヒを観たら癒されました。
今週のエピソードは、「ライブアライブ」という、非常に好きな物語です。
必死で練習してきた成果が示せなくなり、落ち込む人たちを見て、
ハルヒは「自分でよければ」といつものノリで引き受け、必死に手伝います。
でも、イベントが終わったあと、彼女は悩みます。
「自分があの人たちの世界に踏み込んで、本当に良かったのだろうか」と。
この時のなんともいえない泣き笑いのような表情と、
不安で震える声の演出は最高です。心に色々暖かいものが流れ込んできます。
この後、手伝った人たちから感謝を伝えられるのですが、
自分一人では照れくさくて受け止められず、キョンを巻き込んでやっと受け止めます。
キョンに対する信頼感と親愛が感じられて、非常にいいシーンです。
けれど、感謝されることに慣れておらず、
違和感を感じた彼女は物憂げに思考にふけります。
「自分の中では完璧ではなかった。でも、相手は喜んでくれた」
自分と他人の「納得」の差。そこにはっきりしたものを見出せず、困るのです。
そして、心配して来てくれたキョンに、
彼を攻めるような、実際は自分に言い聞かせるような言葉で感謝を伝え、
最後には「これでよかったんだ」といつもの彼女に戻ります。
全編を通して、「涼宮ハルヒ」というキャラクターの人となりが一番感じられるエピソードだと思います。
私はやっぱりハルヒが好きです。自分もそうありたいから、でしょうか。